独り言
外語について
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英語とかを勉強していると語順が違うことに苦労する。
それから文を読んでいると、語順が違うのでもちろん感情の変化の順番が違う。
どういうことかというと、例えば、
「私は昨日公園できれいな花を見つけた。」
「I found the beautiful flower in the park yesterday. 」


この二つは結果としては同じ意味を指す文だが、なんとなく感じ方と言ったらいいのか...、何と言ったらよいのかよく分からないが、 そうゆう細かい部分で読み取った時の感情の差が生まれるのではないか。

日本語の場合、
「私は昨日公園できれいな花を見つけた。」
「誰が」→「いつ」→「どこで」→「どんな」→「なにを」→「どうした」、と変化していく。

英語の場合、
「I found the beautiful flower in the park yesterday.」
「誰が」→「どうした」→「どんな」→「なにを」→「どこで」→「いつ」、と変化していく。

何かこうゆう語順の違いで変化が生じ、伝えたい感情をそっくりそのまま伝達することは出来ないのではないかという気がする。
違う言語を使っている以上いくら翻訳しても自分の感じていることをきれいに伝えることはたぶん不可能なんじゃないだろうか...。


また英語は基本的にアルファベット26文字と「!」や「?」、それから「.」「,」「"」の合計31文字で文を作る。
アルファベットそのものには意味はない。
新しい単語を作るとしたらこれまでにない配列でアルファベットを配置していこくことになり、必然的に単語自体は長いものとなっていくしかない。
だから単語の中には「pronunciation」などのように長く、覚えづらいものが出てきてしまうのではないだろうか。
(ちなみに一番長い単語は「Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis」らしい。この単語は医学用語らしいので辞書には載ってないとか)

それに比べ漢字は一文字一文字に意味が込められている。
中国語は英語に比べると、ものすごく短い文で同じ意味の文が作ることができる。

そんなことを考えてこんな表を作ってみた。

言語→
比較項目↓
常用文字数 約2045字

(ひらがな48字
+カタカナ48字
+常用漢字1945字
+「、」「。」「
」「」...)
約57字

(アルファベット大文字26文字
+アルファベット子文字26文字+「,」「.」「"」「?」「!」...)
分からん。
多すぎる。
分からん。
多すぎる。
文字種 ひらがな、
カタカナ、
漢字
アルファベット 漢字 訓民正音、漢字
語順 --- --- 一般的には英語と同じというが、我としては英語とも、日本語ともまたちょっと違う特別な語順だと感じた。 日本語と同じ。
「てにをは」 --- 「は・が」=「is,am,are,was,were,be...」。
「の」=「of」。
「に」=「at,in,to,for,about...」。
「で」=「by」。
「を」に相当するのはない。
※ 基本的に動詞の後に名詞を置けば「“名詞”を“動詞”する。」というふうになる。
「は・が」=「是」。
「の」=「的」。
※ 「の」の使い方は日本語と同じ。英語のように逆転して配置はしない。
「に」=「對」。
「に」=「根據」。
「で」=「在」。
「で」=「根據」。
「を」に相当するのはない。
※ 基本的に動詞の後に名詞を置けば「“名詞”を“動詞”する。」というふうになる。
※ 文によっては「把」が「を」の働きをすることもあるようだ。
「は」=「는」。
「が」=「가」。
「の」=「의」。
「に」=「에」。
「を」=「를」。
「で」=「로」。
「と」=「와」。
「も」=「도」。
主語の短縮 (かなり頻繁に) 基本的に (少ないけど) 分からない
文の長さ 比較的長い 長い 短い 長い
その他 --- --- ※ 「n」または「ng」の音で終わる字が多い。
※ 「的」や「是」をよく使う。
※ 句読点は「、」「。」の他にもうひとつ、「,」の使い分けがあるらしい。
※ 「は」、「が」、「を」、などを表す文字の後にスペースを入れ、次の単語とつなぐ。

※ スペースで単語をつなぐというのは英語と似ているが、語順や「は」、「が」、「を」の存在と語順を考えると日本語にも似ている気がする。
漢字は日本、中国、台湾、韓国で使用されているが、それぞれ違う字体を使用する。
日本の漢字は「飛」や「間」など台湾や香港でも使われている変形されていない字や「国」のように中国本土で使われている簡略字、それから「広」「単」のように日本独自の略式の形になった漢字。更に「辻」「畑」「榊」のように日本製の漢字(国字・和製漢字)などさまざまな種類の漢字を使っている。
中国は基本的に略式の字体(“簡体”といいます)を使います。
例としては、「汉」「语」「见」「间」「飞」「乐」「难」「头」「买」「单」「鱼」「红」「广」「马」「鸟」「华」「龙」「书」「术」「韩」...、などなどたくさんある。
台湾と香港は旧字体(“繁体”といいます)を使います。
香港は中国本土にあるにもかかわらず繁体を使っているのは、本土で文字改革があった時にそこがイギリスの領地だったためほかの地域とは隔離されていました。その為、香港には文字改革の波が来なかったそうです。
例としては、「歡」「實」「樂」「滿」「畫」「瀧」「戶」「號」「發」「國」「傳」「轉」「戰」「爭」「綠」「舉」「單」...、などなど...。
韓国は台湾、香港より更に古い字体を使用しているそうです。
例えば、「卽」「擧」「懶」「裵」「尙」「爲」「鎭」「眞」「甛」「畵」「敎」...、などなど...。
ちなみに今は無いが、ベトナムとモンゴルでもかつて漢字が使われていたらしい。
同じ意味の漢字だが日本、中国、台湾、韓国での形の違う字の例。
日本 中国 台湾・香港 韓国
啓/啟
為/爲
真/眞
青/靑
靜/





さて、今は4種類しか上に挙げていないがどの言葉が一番すぐれているのかと更に表にして考えてみた。

文の長さ
(:スペース多し)

(:ひらがなが多い)

(:スペース多し)
一文字の画数
(:1~2画が大半)

(:1~最大48画と幅広い)

(:漢字は多いがひらがなの画数は少ない、また日本語の文は送り仮名などで漢字よりもひらがなの割合のほうが多い)

(:1桁台の画数ばかり。)
一単語(熟語)の長さ
(:熟語は2文字が基本)

(:熟語は2文字が基本)
基本発音数
(:26音の組み合わせ)

(:子音×母音×声調=約6160音 この中にはもちろん使われてない音も含んでいます)

(:基本50+半濁25音 促音、長音は含まず)

(:考えたくもないような音数)

・・・一番すぐれているのなんてない?
どれもそれぞれ長所と短所が存在していた。
中国語は基本的に文章は短くてすむが、1文字1文字の画数がアルファベットとは比べ物にならないほど多い。
英語、訓民正音はそれぞれ1文字1文字の画数は少ないが文その分長くなる。
(特にこの二種の言語は単語をスペースで連結して文を作るタイプの形態なので)
日本語はそれぞれそれらの中間くらいかな。平均のとれていると言うべきか中途半端と言うべきか。





ちなみに冒頭の文を中国語、韓国語で表すと...。
中国語(繁体) 我昨天在公園發現了漂亮的花朵。
中国語(簡体)
我昨天在公园发现了漂亮的花朵。
韓国語
나는 어제 공원에서 예쁜 꽃을 발견했습니다.